こんにちは、praconです。
今回は、非鉄金属業に絞って、銘柄を見ていこうと思います。
関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。
検討に使用するデータ
本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。
これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。
検討対象
検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する非鉄金属業の全銘柄(計33銘柄)としました。
今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。
時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10
まずは時価総額です。TOPは、非鉄金属と電子材料を扱う住友金属鉱山(5713)、2番手は電線最大手の住友電気工業(5802)でした。住友金属鉱山(5713)は、経常利益率でも16.2%でTOPでした。
配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10
続いて配当関連です。TOPは、アルミフレームやFA装置などを扱うNICオートテック(5742)の5.2%でした。僅差の5.1%で2番手なのは、再生アルミ地金で首位の大紀アルミニウム工業所(5702)です。
銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~
最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。
次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。
この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。
特に右上に位置するのは住友金属鉱山(5713)でした。時価総額でもTOPでしたね。
つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。
この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。
特に右下に位置するのは、ここでも住友金属鉱山(5713)です。業績の詳細を見てみようと思います。
2023年は増収減益予想となっています。配当もEPSに合わせる方針だと読み取れます。
最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。
特に右下に位置するのは大紀アルミニウム工業所(5702)でした。かぶたんにて詳細を見てみると、当社は2023年で増収減益予想ではありますが、配当は増配としています。配当性向が高くなりすぎていないか、今後要チェックですね。現状30%弱ですので、まだ健全な水準だと思います。
終わりに
今回は非鉄金属業界に着目しました。鉄鋼業界同様に、原材料費の上下に影響を受けていそうな印象を持ちました。
ありがとうございました。
コメント