掘り出し物を探そう!~国内株式【食料品業界編】~

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食料品業界 銘柄別

こんにちは、praconです。

今回は、食料品業界に絞って、銘柄を見ていこうと思います。

関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。

検討に使用するデータ

本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。

これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。

検討対象

検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する食料品業界の全銘柄(計125銘柄)としました。

今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。

時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10

まずは時価総額ですが、TOPは日本でたばこ製造を独占するJT(2914)です。2番低下を大きく離していますが、企業としては、味の素(2802)、アサヒ(2502)、キリンHD(2503)など、有名な企業が並んでいます。JTは経常利益率でも22.9%と、高い水準にあることがわかります。

配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10

続いて配当関連ですが、ここでもJTが配当利回り7.3%でTOPになっています。2番手は三菱商事系でコーンスターチ最大手の日本食品化工(2892)が6.2%と、こちらも高めの配当利回りです。

銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~

最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。

下の2つの図はいずれも時価総額が大きい10銘柄をピックアップしたものになります。(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています。)

左の図は、経常利益率と自己資本比率を軸に、右の図は、配当利回りと配当性向を軸としています。

まず左の図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。特に右上に位置するのはJT(2914)や、乳酸菌飲料最大手のヤクルト本社(2267)でしょうか。今回はヤクルトについて掘り下げていきたいと思います。

かぶたんで業績を見てみます。2023年の売上高・利益ともに過去最高と予想しています。一方PER・PBRは割高水準なので、業績と合わせて推測するに、多くの方が今後に期待しているように見えます。配当利回りは1%程度と高くはありませんが、配当自体は増配傾向ですので、仕込み時を検討していきたいですね。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=2267

続いて右の図は、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えることができます。特別右下に位置している銘柄がない一方、JTは配当性向・配当利回りとも高いのが目立ちます。

続いて下の図は、配当利回りが大きい6銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました。(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。配当性向100%超をのぞいたらだいぶ減ってしまいました。。

こちらも最も右下に位置する銘柄に着目したいところですが、JTが飛びぬけていてほかの銘柄の差がわかりにくくなっています。ここでは配当性向の低い、イフジ産業(2924)に着目しようと思います。イフジ産業は製菓・製パン向けの液卵製造販売の大手です。

2023年の売上高は過去最高予想、利益は維持予想、EPSは減少予想、となっています。配当はここ数年増配傾向なので、来年以降、利益・EPSが復調してきたら、より安定した増配にも期待できそうです。ちなみにPER・PBRとも割安水準ですので、仕込むかどうか、要検討です。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=2924

終わりに

今回は、食料品業界を見てみました。JTが目立つ結果となりましたが、増収が継続できている銘柄もあることを知れたのは大きかったですね。

最近の値上げのあおりを受けても、(お客さんと)売り上げと利益を取れるのはどこなのか、目を光らせていきたいと思います。

ありがとうございました。

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