こんにちは、praconです。
今回は、小売業に絞って、銘柄を見ていこうと思います。
関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。
検討に使用するデータ
本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。
これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。
検討対象
検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する小売業の全銘柄(計339銘柄)としました。
今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。
時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10
まずは時価総額です。TOPはユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)、その後ろにはセブン&アイ・ホールディングス(3382)、イオン(8267)と続きます。経常利益率ではZOZOTOWNを運営するZOZO(3092)が30.5%でTOPでした。
配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10
続いて配当関連です。配当利回りでTOPなのは、カタログ・ネット通販などで女性向けアパレルや生活雑貨を取り扱うスクロール(8005)と、ブライダルジュエリーを主力とするNEWART(7638)でした。
銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~
最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。
次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。
この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。
特に右上に位置するのはZOZO(3092)かニトリHD(9843)といったところですね。今回は経常利益率でTOPだったZOZO(3092)を見てみます。
業績ですが2023年は増収増益を予想しています。EPS・配当も増えている傾向にあります。一方PERとPBRは割高水準ですね。
つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。
この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。
特に右下に位置するのは、こちらでもZOZO(3092)となりました。複数の銘柄が左下に集中しており、差異はそこまでなさそうです。
最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。
特に右下に位置するのは配当利回りでTOPだったスクロール(8005)です。かぶたんで業績を見てみると、2021年を境に減収が続いています。2023年は減配にもなっていますね。PER・PBRは割安ですが、しばらくは様子見したほうがよさそうです。
終わりに
今回は小売業に着目しました。よく街中でも見かける店舗が多くある中で、実際どのような業績なのかを知る機会になりました。継続的に業績を伸ばしている銘柄を対象に、投資検討をしていきたいと思います。
ありがとうございました。
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