掘り出し物を探そう!~国内株式【機械編】~

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機械 機械

こんにちは、praconです。

今回は、機械銘柄を見ていこうと思います。

関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。

検討に使用するデータ

本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。

これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。

検討対象

検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する機械銘柄(計221銘柄)としました。

今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。

時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10

まずは時価総額を見てみます。TOPはエアコン大手のダイキン工業(6367)です。2番手以降は、FA空圧制御機器で世界トップのSMC(6273)、建機最大手のコマツ(6301)が続きます。”機械”という業種のためか、それぞれ異なる商材を取り扱ってるのが特徴的です。

配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10

続いて配当関連です。配当利回りTOP10はいずれも4%後半以上と高めですね。利回りTOPは、旋盤用の部品開発と製造を行うエーワン精密で、5.4%でした。2番手はクリーンルームを取り扱う日本エアーテック(6291)で、5.3%です。

銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~

最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。

次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。

この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。

特に右上に位置するのは、時価総額で2番手だったSMC(6273)です。かぶたんで業績を見てみましょう。2023年の業績予想は増収増益、さらに増配も予想しています。PER・PBRはどちらも割高水準ですが、この調子で業績が伸び続けることに期待したいですね。

https://kabutan.jp/stock/finance?code=6273

つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。

この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。

特に右下に位置するのはコマツ(6301)でしょうか。2023年の業績は過去最高を予想していますね。配当についてはEPSに連動していますので、今後も続けて業績が伸びていけば、配当での還元も期待できそうです。

https://kabutan.jp/stock/finance?code=6301

最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。

特に右下に位置するのは、ピストンリング大手の日本ピストンリング(6461)です。売上高はここ数年横ばい、利益もアップダウンが激しい印象です。配当はEPSに連動させてはいないようですが、配当性向が100%を超えても配当を出しているようですので、今の配当水準を継続できるかどうかはさらに詳細な調査が必要そうです。

https://kabutan.jp/stock/finance?code=6461

終わりに

今回は機械銘柄を調べてみました。

ほとんどの銘柄がBtoB企業なので、今後の業績が予測しにくいように感じました。なので今まで以上に業績の傾向をしっかり調査したうえで、投資判断をすることが重要だと再認識できました。

ありがとうございました。

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