こんにちは、praconです。
今回は金属製品に絞って、銘柄を見ていこうと思います。
関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。
検討に使用するデータ
本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。
これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。
検討対象
検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する金属製品を取り扱う全銘柄(計87銘柄)としました。
今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。
時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10
まずは時価総額です。時価総額は2トップで、半導体用のシリコンウエハー大手のSUMCO(3436)と、日本最大の建材メーカーであるLIXIL(5938)でした。SUMCOは経常利益率でもTOP3に入っています。
配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10
続いて配当関連です。配当利回りでTOPだったのは、工業用ファスナーと自動車用部品を取り扱うパイオラックス(5988)でした。4%台の銘柄は全部で9銘柄とやや少なめですね。
銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~
最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。
次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。
この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。
特に右上に位置するのは先ほど出てきたSUMCO(3436)です。2023年の業績予想は非開示でしたが、ここ数年は売上高・利益とも徐々に伸ばして(戻して)います。
つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。
この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。
特に右下に位置するのはいくつかありますが、今回は橋梁で首位級の横河ブリッジホールディングス(5911)を取り上げてみます。業績は2023年予想で増収減益、EPSは減っていますが増配予想です。PERとPBRは割安水準ですね。増益に転じることに期待したいです
最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。
特に右下に位置する銘柄として、ビル設備配管継手や周辺部材の製造・販売を行うテクノフレックス(3449)を見てみます。2023年は増収増益予想、PER・PBRとも割安水準にあります。配当も徐々に増えてますがEPSには波がありますので、今後の業績も注視していきたいです。
終わりに
今回は金属製品銘柄をを取り上げましたが、製品そのものは同業種内でも全く違いましたね。
個別銘柄をモニタリングして、投資判断をしたいと思います。
ありがとうございました。
コメント