こんにちは、praconです。
今回は、水産・農林業に絞って、銘柄を見ていこうと思います。
関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。
検討に使用するデータ
本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。
これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。
検討対象
検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する水産・農林業の全銘柄(計12銘柄)としました。
今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。
時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10
まずは時価総額ですが、種苗大手のサカタのタネ(1377)がTOPですが、なんと、自己資本比率と経常利益率でもTOPとなっています。
配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10
続いて配当関連ですが、配当利回りは、鶏肉大手のアクシーズ(1381)と、キノコを主に取り扱うホクト(1379)が3.2%で同率TOPです。
銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~
最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。
次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。
この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。
特に右上に位置するのは自己資本比率などでTOPだったサカタのタネ(1377)です。経常利益率の高さが目立ちますね。
つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。
この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。
特に右下に位置するのは家庭用冷凍食品大手のニッスイ(1332)です。かぶたんで業績を見てみましょう。売上高はここ数年で増減を繰り返していますが、利益・EPSは2022年に過去最高でした。2023年は、売上高最高を予想しています。売り上げや利益に合わせて配当も徐々に増配しているようなので、今後の売上高・利益の伸びに期待したいところですね。
最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。
特に右下に位置するのは先ほどと同様にニッスイ(1332)となりました。しばらくモニタリングしていこうと思います。
終わりに
今回は、水産・農林業の銘柄を見てみました。あまり着目することのなかった企業群でしたが、食料の生産に関与する重要な役割であることを再認識できました。
ありがとうございました。
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