掘り出し物を探そう!~国内株式【鉱業編】~

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鉱業 鉱業

こんにちは、praconです。

今回は鉱業に絞って、銘柄を見ていこうと思います。

関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。

検討に使用するデータ

本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。

これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。

検討対象

検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する鉱業の全銘柄(計6銘柄)としました。かなり少ないですね。

今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。

時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10

まずは時価総額です。TOPはダントツでINPEX(1605)です。原油・ガスの開発と生産を行っています。経常利益率でも、59.5%でTOPとなっています。

配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10

続いて配当関連です。

配当利回りは、石炭商社の三井松島HD(1518)で、8.4%です。配当性向も19.3%と低めの水準と言えます。

銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~

最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。

次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。

この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。

特に右上に位置するのはINPEX(1605)ですね。売上高・利益・配当ともにアップダウンがあります。ただ今期は過去最高益予想です。EPSと配当を見るに、ある程度業績に連動した配当還元を行うように取れますね。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=1605

つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています。この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。

特に右下に位置するのは三井松島HD(1518)です。2023年の配当予想が大幅に引き上げられ、配当利回りも高くなったようです。ただし、270円のうち190円分は記念配当のため、ベースとなる配当は80円(配当利回りで2.5%程度)であることには注意が必要です。業績自体は増収増益、利益は過去最高を予想していますので、継続的に業績が伸びていけば、ベース配当にも期待ができそうです。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=1518

最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。

特に右下に位置するのは三井松島HD(1518)ですが記念配当を含む位置ですので、今度は原油・天然ガスの探鉱、開発、生産を行う石油資源開発(1662)を見てみようと思います。

売上高・利益ともにアップダウンがある一方で、配当自体は維持~増配傾向にあります。2023年は配当性向30%として配当額を設定しているようです。記念配当などは含んでいない、業績に連動した配当還元策を実施していますね。維持できるかどうかを見極めて投資判断したいところです。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=1662

終わりに

今回は鉱業銘柄を見てみましたが、今期好業績な銘柄が目立ちました。業績に応じて還元してくれるのはうれしい一方で、維持できなくなる可能性(維持できなくなった場合、許容できるか)も考慮して、買うかどうかを判断したほうがよさそうです。

ありがとうございました。

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