掘り出し物を探そう!~国内株式【倉庫・運輸サービス編】~

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掘り出し物を探そう!~国内株式【倉庫・運輸サービス編】~ 倉庫運輸関連

こんにちは、praconです。

今回は、倉庫・運輸サービス関連に絞って、銘柄を見ていこうと思います。

関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。

検討に使用するデータ

本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。

これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。

検討対象

検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する倉庫・運輸サービスの全銘柄(計36銘柄)としました。

いくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。

時価総額・自己資本比率・経常利益率

まずは時価総額から見ていきましょう。

時価総額でTOPなのは、港湾総合運送で大手の上組(9364)です、次いで倉庫業大手の三菱倉庫(9301)、同様に倉庫業大手で総合物流も担う住友倉庫(9303)が続きます。

このうち、上組と三菱倉庫の2社は、自己資本比率と経常利益率もTOP10に入っています。

配当利回り・1株配当・配当性向

続いて配当関連です。

最も配当利回りが高いのは、関西地盤で日中間の海上輸送を主力とするATI(9381)です。時価総額で3番手の住友倉庫(9303)は、配当利回りでも上位に位置しています。

配当性向を見ると顔ぶれが変わり、最も配当性向が低いのは、新潟港軸の港湾運送大手であるリンコーコーポレーション(9355)です。

PER・PBR・EPS

続いて割安指標を見てみます。

PERが最も低いのは、中古車輸出を主軸とするケイヒン(9312)、PBRが最も低いのは、曳船(タグボート)で国内2位の東京汽船(9193)、次いでPBR同等なのが配当性向が最も低かったリンコーコーポレーション(9355)になります。

低PERの銘柄の中には、時価総額・配当利回りでもランクインしていた住友倉庫(9303)がいましたので、”かぶたん”にて、業績の推移を確認してみます。

配当自体は年々増加していますが、2023年予想の売上高・営業利益・経常利益が2022年比減を見込んでいます。これが嫌気されて売り込まれた可能性も考えられます。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=9303

考察

最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。

下の2つの図はいずれも時価総額が大きい10銘柄をピックアップしたものになります。

左の図は、経常利益率と自己資本比率を軸に、

右の図は、配当利回りと配当性向を軸としています。

左の図は、右上に位置しているほど、自己資本比率と経常利益率が高く、健全な経営状態だと考えることができます。それを踏まえて見てみると、時価総額でTOP3だった、上組(9364)、三菱倉庫(9301)、住友倉庫(9303)が右上に位置しています。つまり倉庫・運輸業界では、規模の大きさと経営の健全性は結びついている、とも捉えられそうです。

一方右の図は、右下に位置するほど、余力を持って配当を出しつつも利回りが高い、つまり継続的に高配当を享受できる可能性がある銘柄、と考えられます。これを踏まえると、右下に位置しているのは住友倉庫(9303)と、倉庫最大手である三井倉庫ホールディングス(9302)ですが、先ほど取り上げたように住友倉庫は売り上げなどの伸びの鈍化を理由に売られて配当利回りがアップした、とも考えられます。

三井倉庫ホールディングス(9302)の方はというと、営業・経常利益は鈍化していますが、2023年予想の売り上げ高はプラスの予想です。当社は不動産賃貸による収益もあるため、純粋な倉庫・運輸業に比べてロバスト性があるのかもしれません。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=9302

続いて下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは1株配当としました。

配当性向を抑えつつ、配当利回りが高い(グラフの右下)のは、先ほど出てきた三井倉庫ホールディングス(9302)、姫路港に拠点を持つ兵機海運(9362)です。どちらも配当性向30%程度で、配当利回りが5%強と、個人的に投資したくなる水準にあります。

兵機海運(9362)は、時価総額こそ大手と言われる企業に比べて小さく、売上高もアップダウンがありますが、ここ3年の売上高・利益ともに大きく成長しています。こうなった背景を調べる必要はありますが、成長が継続するようなら投資対象に入ってきそうです。

引用元 https://kabutan.jp/stock/finance?code=9362

最後に割安指標を集約しています。下の図はEPS(1株当たり純利益)が大きい10銘柄をピックアップし、PERとPBRを軸としたものになります。グラフの左下にあるものほど割安といえます。

もっとも左下に位置するのは、PERのところでも出てきたケイヒン(9312)になります。また高配当銘柄として取り上げた三井倉庫ホールディングス(9302)と兵機海運(9362)、時価総額上位の銘柄である三菱倉庫(9301)と住友倉庫(9303)も、PER・PBRともに割安水準にあるといえます。つまり業界全体が買われにくい、取り巻く情勢に不安要素がある可能性も考える必要があるとも捉えられます。

終わりに

今回は倉庫・運輸サービスを取り上げましたが、普段あまり目にしない企業が多いことに気づきました。今後も新たな着眼点を得て考察を深めるために、銘柄考察していきたいと思います。

ありがとうございました。

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