掘り出し物を探そう!~国内株式【精密機器編】~

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精密機器 精密機器

こんにちは、praconです。

今回は、精密機器業に絞って、銘柄を見ていこうと思います。

関連株への投資を検討中の方は、参考にしてみてください。

検討に使用するデータ

本検討の元とするデータは、SMBC日興証券のスクリーニングデータを引用しています。

これらのデータを視覚化しつつ、今後の投資対象の検討を行います。

検討対象

検討の対象とするのは、東証のプライム/スタンダード/グロース市場に上場する精密機器業の全銘柄(計49銘柄)としました。

今回もいくつかの株式指標に対する各銘柄の特徴を整理しようと思います。

時価総額・自己資本比率・経常利益率 TOP10

まずは時価総額です。TOPはメガネレンズや内視鏡を取り扱うHOYA(7741)でした。2番手3番手には、内視鏡世界首位のオリンパス(7733)と、カルーテルや人工心肺装置を扱うテルモ(4543)が並んでいます。いずれも医療機器関連というのが特徴的です。

配当利回り・1株配当・配当性向 TOP10

続いて配当関連です。配当利回りが4%以上なのが4銘柄と少なめな印象です。利回りTOPは、半導体製造装置などを取り扱う東京精密(7729)と、腕時計大手のシチズン時計(7762)となりました。

銘柄検討 ~掘り出し物はあるのか~

最後に複数の指標を組み合わせて考察していきます。

次の図は時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、経常利益率と自己資本比率を軸に置いています。

この図から読み取れることとして、右上に位置するほど、健全な経営であると推測できます。

特に右上に位置するのは、歯科用の回転機器を取り扱うナカニシ(7716)ですね。かぶたんで業績を見てみましょう。2023年は増収減益予想、配当は増配予想です。PERとPBRは割高水準と言えます。売上高は徐々に伸ばしていますので、利益にもつながることに期待したいです。

https://kabutan.jp/stock/finance?code=7716

つづいて下の図は、時価総額が大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としています(今回配当性向100%を超える銘柄は外しています)。

この図では、右下に位置するほど、余力を残しながらも配当還元を行っている、と考えます。

特に右下に位置する銘柄はありませんね。。

最後に下の図は、配当利回りが大きい10銘柄をピックアップし、配当利回りと配当性向を軸としたものです。バブルチャートの大きさは予想経常利益率としました(収益性と還元性を同時評価するために並べてみました。)。この図でも右下に位置する銘柄に着目します。

特に右下に位置する銘柄として、先ほども出てきた東京精密(7729)を見てみようと思います。2023年は増収増益予想、配当も増配予想です。ただし配当はEPSに応じて増減する傾向ですので、業績の伸びに期待したいですね。

https://kabutan.jp/stock/finance?code=7729

終わりに

今回は精密機器関連銘柄を見てみました。医療機器を扱う企業が多くありましたね。

全体的に配当利回りは低めでしたので、買われている銘柄が多いのかもしれません。今はリターンが少なめでも、業績を伸ばして、将来的に大きなリターンを期待できそうな銘柄を見極めていきたいです。

ありがとうございました。

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